2018/06/06 19:52
こんばんわ。『和食器でおもてなし』の松村ひろみです。
普段、何気なく使っている和食器と洋食器。
和食器は基本的に器を手に持って使うのに対し、洋食器はテーブルに置いたまま使うことが多く、食事作法の違いが食器の違いに表れています。
①材質
まず最初に、材質の違いです。
和食器は「陶器」で作られていることが多く、洋食器は「磁器」で作られています。
両方とも焼き物ですが、原材料が違います。
陶器は「粘土」を原材料に使っており、磁器は陶石と呼ばれる「石の粉」と「粘土」を合わせたものを原材料にしています。
洋食器はナイフとフォークで食べる文化なので、器が傷つきにくい磁器が使われています。
②食器の大きさ・高さ・重さ
多くの洋食器はサイズが大きく低めに作られています。
それに対して、和食の場合は汁物が多く、食器を持って食事することから、汁がこぼれないように深く、持ちやすいように軽く、そして食器の底に高台といわれる台をつけて高くして作られています。
また、口をつけることがある為、口触りの良さも考えられています。
③揃え方
洋食器はセットで揃えておもてなしをするパターンが多いです。
逆に和食器の場合は、不揃いであることでさまざまな器の表情を楽しむ、といった趣があります。自分が好きなお茶碗、お料理によって異なるお皿を使いわけます。
和食器と洋食器の違いについてまとめましたが、違いを意識せずに自分の好きな様に楽しんでお使い頂けたらと思います。